os
モジュール
MicroPython は Python 標準ライブラリの os
モジュールをベースにした os
モジュールを持っています。これは、伝統的にオペレーティングシステムに依存した機能にアクセスするために使われます。MicroPython にはオペレーティングシステムがないため、このモジュールはデバイス上の簡易な永続オンデバイスファイルシステムの管理や現在のシステムの情報に関連した機能を提供します。
このモジュールにアクセスするには、以下を行う必要があります:
import os
以降の例では、これが行われていることを前提としています。
関数
- os.listdir()
ローカル永続オンデバイスファイルシステムにあるファイルすべての名前のリストを返します。
- os.remove(filename)
引数
filename
で指定した名前のファイルを削除します。ファイルが存在しない場合はOSError
例外が起きます。
- os.size(filename)
引数
filename
で指定した名前のファイルのサイスをバイト数で返します。ファイルが存在しない場合はOSError
例外が起きます。
- os.uname()
現在のオペレーティングシステムを識別する情報を返します。戻り値は次の5属性を持つオブジェクトです。
sysname
- オペレーティングシステム名nodename
- ネットワークのマシン名 (実装定義)release
- オペレーティングシステムのリリースversion
- オペレーティングシステムのバージョンmachine
- ハードウェア識別子
注釈
MicroPython にはオペレーティングシステムがありません。uname
関数が返す結果は、バージョンの詳細を知るためのものとして使います。